進化するノンアル・ペアリングと、美食の街「ビルバオ」の今
輸入食材の専門卸として、私たちが今、特に関心を寄せているヨーロッパの新しい食の動きをご紹介します。メニュー開発や店舗の新しい体験づくりのヒントとして、ふと思い出していただければ幸いです。
1. 「お茶」が変えるノンアルコール・ペアリングの深化
欧州のガストロノミー界では、アルコールを飲まない層への対応が「代替品の提供」から「積極的なペアリング提案」へと完全にシフトしています。
単にワインの代わりにジュースを出すのではなく、料理やチーズのポテンシャルを最大限に引き出すためのノンアルコール飲料が研究されています。
- チーズとお茶のペアリング: 濃厚なチーズに対し、特定の温度で抽出した日本茶や中国茶、あるいは発酵させたティーコンブチャを合わせるスタイルが定着。アルコールにはない繊細な余韻や、タンニンによる口内のリセット効果が再評価されています。
- 高付加価値なランチ提案: お酒を控えたいビジネスランチ等のシーンでも、チーズを主役にした贅沢な体験を提供できるこの手法は、国内市場でも有力な差別化要因となりそうです。
出典/参照:
- Mintel: 2026 Global Food and Drink Trends (The “Social Moderation” Movement)
- Whole Foods Market: Top 10 Food Trends for 2026 (“Booze-Free Sophistication”)
2. 本場のシェフが注目する「美食の目的地」
世界のシェフやバイヤーが、新たなインスピレーションを求めて注目しているエリアには、共通して「素材への原点回帰」があります。
- スペイン・ビルバオ: 伝統的なバスク料理をベースに、革新的な技術を融合させた独自進化が続いています。特に地元の希少な食材をモダンに解釈する手法は、世界的な注目を集めています。
- 南イタリアの小規模生産エリア: 大規模な観光地を避け、その土地でしか味わえない希少な「地産チーズ」や、素朴ながらも力強い伝統食材へ回帰する動きが加速しています。
出典/参照:
今年は、先述した「ノンアルコール・ペアリング」などの新しい領域にも関心を広げ、様々な展示会へ足を運ぶ予定です。現場の皆さまのメニュー作りや、新しい顧客体験に繋がるような情報をまたお届けできればと思います。
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