ウェルネスフードジャパン

【ウェルネスフードジャパン2025】食の未来は「健康」にあり

はじめに

11月26日から28日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「ウェルネスフードジャパン」を視察してきました。

この展示会は、健康食品・機能性食品・サステナブルフード・サプリメントなど、「健康」をテーマにした素材や製品を持つ企業が世界中から集まる、日本最大級の専門展です。

私たちの主軸はヨーロッパ食品、チーズですが、食料品を扱う企業として、今後の市場の動向、特に「美味しさ」の先に求められる「健康」というテーマが、避けて通れない条件になると強く感じています。

今回の視察は、単なるトレンドの確認ではなく、今後の商品戦略やお客様への価値訴求のヒントを得ることを目的としました。

1. 会場の熱気と市場の拡大

昨年は3日間で2万人近くが来場したという実績の通り、会場は今年も非常に多くのビジネス関係者で賑わっていました。

サプリメント、酵素、プロテイン、チアシードなど、市場が拡大している分野の製品が目立ち、ウェルネスビジネスに対する熱気の高まりを肌で感じることができました。フードの市場が、単に「美味しさ」だけでなく、そこに「健康」という付加価値を必要条件とし始めていることを改めて確信しました。

2. 注目した3つのトレンド商品

会場で数多くの製品に触れる中で、ユニークで興味深いなと感じた商品を3つご紹介します。

① 長崎・壱岐産「オリーブリーフパウダー」

長崎・壱岐でオリーブ栽培を手掛ける「iki olive」さんのブースで出会ったのが、オリーブリーフパウダーです。

壱岐オリーブ園HPより

エキストラバージンオリーブオイルと比較して、オリーブ葉の方がポリフェノールの量が非常に多く、栄養素の種類も豊富であるという点に驚きました。味はさっぱりとした緑茶のような風味で、日常的に取り入れやすいと感じました。

② 原材料はアーモンドだけの「濃いアーモンドミルク」

筑波乳業さんの「濃いアーモンドミルク」は、そのシンプルな原材料構成に目を奪われました。

市販されている多くのアーモンドミルクには添加物や保存料が入っていますが、こちらは原材料が「アーモンドだけ」。これには驚きとともに、高品質を追求する姿勢を感じました。コクのある味わいで、飲料としてはもちろん、料理にも幅広く使えそうだと感じました。

③ 手軽にタンパク質を補給できる「プロテインスープ」

エフアシストさんのプロテインスープは、健康と実用性を両立させた商品でした。

クラムチャウダー、トムヤンクン、ミネストローネなど、様々な種類のスープが並んでおり、意外とさっぱりとした味わいです。寒い季節は朝食にスープを飲む機会が多くなりますが、日常のルーティンの中で手軽にタンパク質を摂取できるこのスープは、忙しい現代人のどの世代にも魅力的な商品だと感じました。

まとめ

今回のウェルネスフードジャパン視察を通じて、改めて「健康」がフードビジネスにおいて、いかに不可欠な要素になりつつあるかを体感しました。

「美味しさ」を追求するチーズもまた、熟成によって生まれる天然のアミノ酸やミネラルなど、「健康」という付加価値を持っています。

これからもチーズ業界の枠に留まらず、様々な情報やトレンドをヒントに、皆様により良い価値を提供できるよう、事業に活かしていきたいと考えています。

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